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Azure Sky

日常の出来事、想いを記します

アナの気配

 なんだか体がダルイので、居間のコタツで転がっていたら、
真剣に寝てしまった。二時間も…

 途中、動物が近づいてくる気配がした。
あ~ また、ネコが入ってきたのかな。 
二頭?…

 左側の気配は、コタツの角の辺りで止まった。
あ、ネコだ、と思った。

 でも、右側の気配はネコじゃない。 
特有の爪の音がして、私の右脇で止まった。
あ、アナだ。
止まったまま、体をドスンと寄せてこない。
 アナ、(ここへ)おいで、と抱き寄せようとしたけれど、体が動かない。


…そうだった。
アナは、もう居ないんだったな。
そう考えるくらいに頭は醒めていた。

 夢かうつつかといううちに、目が醒めた。
なんなんだろうな、あの奇妙な感覚は。
単に、私の記憶が作った夢なんだろうか。
いつもコタツでこうしているとアナが寄ってきたから。

私は「あの世」否定派だし、「虹の橋」も全く信じちゃいない。
死んだら消滅だと思っている。
 仮に、死後、また生まれ変わるしかないなら、
次はアメーバとかゾウリムシとか、単細胞生物を希望する。

 あの世へ行ってまで、この世と同じ人に囲まれ、
同じような社会生活を送らなきゃならないなんて、
それこそ、死んでも死に切れないじゃまいか。


 
それでも、「アナ、まだここに居る?」と、
問いかけずには居られない。


09年、1月のアナとネコ
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去年の11月初旬頃
まさか、余命三ヶ月弱とは思いもしなかった。
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 長年、変わらず繰り返した日々なのに、
どんどん遠くなっていくんだね、アナ。
 ある意味、死んだ直後のほうがマシかも。
「昨日まで居た」とか、近いからさ…
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月満ちる

 季節の変わり目、服などの入れ替えとともに、
思い切って、色んなモノを捨てている。
夏服も半分くらい捨てた。
 来期がきたら、「あの服はどこいった?」ってなるんだろうな。
 
 しかし、捨てても捨てても、余計なモノがあることよ。
妖怪みたいに体一つで生きていられればいいのに。


 こちらへきた頃はそんなに無かったような… いや、似たようなものか。
むしろ、壊れてなくなったもののほうが多いか。

 問題はブラウン管テレビだよな…
テレビ見る気力もなし、次のを買う余裕もなし、
まあ、どうせ見ないからいいか。スペース取るから早く除けたい。
 そうなると、私がテレビを持って降りなきゃならないってことかいな。
あうう~… 年寄り家族ばかりの家はキツイ。


 掃除機を掛けるさい、
いつもインコの縫いぐるみを咥えて振り、
「邪魔」という応援に来てたヤツが居なくなり、
楽な筈なのに、何か物足りなさを感じてしまう。

 アナよ、インコの縫いぐるみは健在だ。
一緒に入れてやれば良かったかな。
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 埋葬地のカシワバアジサイが、紅葉を始めた。
気づけば、神社境内のモミジも色づいている。
 
 ホムセンで見かけたノースポールの苗を追加。
周辺は白い花ばかりとなった。 
ナツツバキ、カシワバ、ミナヅキ、アナベル(←最近植えた)ヒメウツギ、コデマリ…
ついでだから、私もここに埋まろうか。

 それにしても、ありえね~… ワンコ話題が墓のネタのみなんて。
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 盛夏、真っ白な花房が輝いていたミナヅキも紅葉進行中。
傘を立てて雨に当たらないようにしてきたのに、発色があまり良くないし。
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午後5時40分、山の向こうから月が出た。
蒼い薄闇が降りてきている。
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明るい。 満月かな…
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 まだ少し欠けていた。
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24時間開花となったヘヴンたち。コンビニかよ。
夕顔だって昼には閉じているだろうに。
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迫りくる冬、遠のく過去

 寒くなってしまったので、
ヘヴンは、前日の花も開花したまま、翌日の開花を迎える。
 
前日の花は退色するので、赤紫と青の花が同時に咲いているように見える。
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今期も種は採れそうにないわ…
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先日、彼岸花撮りのさい、寄った花屋の様子。
地味系な秋の花の中に、パンジーなどの花が混じっている。
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イワシャジン
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 売り場は、来期の球根などが多いため、春夏に比べると、
半分くらいしかないような感じ。
 ムスカリの空色の球根を一袋だけ買った。
しかし、一緒に植える(開花しそうな)ものがない。
(もちろん、紫色のムスカリは捨てるくらいある)

↓手前はナデシコ
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 彼岸花撮りの翌日、
無自覚に疲れていたらしく、昼近くまで起きられなかった。
音も聞こえるし意識はあるのに体が動かない。
 やっぱり、薬で動いているだけらしい。
 
 朝方、夢を見た。
黒い子犬と一緒に、愛車で県北部を旅する夢…
なんか知らんが、私は何かの仲買みたいなことをしていたようだ。
 
 子犬は、アナの顔ではなかったけれど、
なぜか、見た途端にアナだと思った。
 この妙な確信はなんだろう… 
もしかして、アナは、もうこの世に還ってきたのだろうか。


 アナの墓前、繰り返し問いかける。
「アナ、還ってきたのか? どこに居る?
 でも、オカンには、もう、ともに生きる時間がないんだよ…」

 反面、「アヤツが一人でどこかへ行くことなど、
例え死後だってありえない」という確信も。


 もちろん、答えが返ることはない。
ふん… 願望が夢になっただけさ…
 以前、県北部へ芥子を見に行ったときの記憶がアレンジされてでてきただけ。
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 判ってはいるけれど、そこここで、つい、オマエの姿を探してしまう。
どこかで、他所の犬が普通でない声を上げる。
反射的に、助けに行かなきゃ…と、体が反応する。

 どうやっても手の届かない遠い過去、その画がリアルに残っているという現実。
後悔は尽きることなく、雪の様に、静かに、幾層にも積もっていく。
 いつか、私は、その重みに潰れてしまうんだろうな… 
それも飼い主の領分のうちか。

 時期柄、放映が自粛されたという、
九州新幹線全線開業のCMがどこかの掲示板に貼ってあった。
 最初から40秒くらいのところで、一瞬、犬が出てくるんだが、
その様子が、「飼い主と一緒に居ることが嬉しくてたまらない」という感で、
涙が流れた。
九州新幹線全線開業 祝!九州縦断ウェーブ CM「特別編」180秒ver.
 なぜ、犬は、そこまで無心で人を慕えるのだろう。


アナは、こんな様子を見せたことがない。
アナにとって、私はどんな飼い主だったのか…
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アナの墓、リニューアル

 彼岸花咲く頃、季節は代わる。
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 今頃、こんな感じで居たはずのアナが、居なくなって8カ月が経過。
数年前のアナ
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 全てが夢だったのではないか…と疑いたくなるほど、
永い時が流れたような気がする。
まだ一年にもならないのに。

 相反するようだが、自宅周辺とか、散歩コースとか、
否応無く、リアルな映像が浮かんでしまう。
 向こうから歩いてくる白黒のシェル、
その耳が、歩様に合わせて、ぴんこぴんこと揺れている。

…アレ? アナは立ち耳だから、耳が揺れない。
ああ、今のは、先代のジュリアか…そんな映像もたまに視る。
 こんな白日夢が、ずうっと続いている。
どちらが現実か判らなくなってしまいそうだ。


アナ墓は、春頃のノースポールが枯れてからは何も無かった。
リニュは、盆頃を目安にしていたのだが、機会がなく、今まできた。
昨日、どうしてもやらなきゃ、という気持ちになり、焦っていた。

 今日、タマタマ、母が少し家を空けるという機会に恵まれた。
時間が少ないのが難だが、
誰にでも、他人に干渉されたくない事柄というものはある。
 ウチの母は、とかく、「空気を読む」という能力に欠ける。


 で、決心して、リニューアル決行。
日が経っているので、私の力では掘れないかもと思っていたが、
そこは火事場のなんとやら。
 心残りだった事例も同時に済ませた。
明後日頃、凄い筋肉痛がきそうな気もしないことはない。


 春から育てていたナツツバキと、
異様に大きくなってしまったカシワバアジサイを植えた。
 カシワバは予定外なんだが、他に植える場所もないし。

先代シェルたちは、ライラックの地下付近に眠っている。
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 並んだナツツバキが小さく見えるが、
これでも70センチはゆうにある。
 買った頃のカシワバは、花を除くと、本体部分は20センチくらいしかなかった。
双方とも、あの瀕死状態から、よくここまで育ったものだ。
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買った頃、枯れかけにしか見えなかった夏椿だが、
夏のうちにに勢いよく育ち、
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花もいくつか咲いた。
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 去年買った同個体は夏のうちに枯れてしまったので、
今期は、アナを守ってやって…と、せっせと水、肥料を与え、
茎も太くなった。
 
 しかし、本体の大きさに対し、根が少ない。
このくらいの大きさなら、鉢全体に回っていても普通なのに。
ナツツバキはそういうものなんだろうか。
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 秋の日はつるべ落としの如し…
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 毎日というほど通ったこの道、どうしてオマエが居ないんだろう。
自分でもイヤになるような堂々巡り、
「馬鹿は死んでも治らない」という。
 私は、大馬鹿ヤローだ。(♀だが)
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去年の今頃は…

 今年の夏が行った。
敷地内は、例年のように、季節の花々が、咲いては散り、
次の季節へと移っていく。

その花たちを見るたび、
この世に居ない者の姿を探す自分がいる。
いつも足元に居たはずの、艶々とした黒い毛の…

時期的にはこんな風だろう。
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 還って来る気がして、未だ、部屋の専用布団を整える日々。
郵便配達のバイクや、宅配便のトラックのエンジン音を聞くたび、
アナをブロックしようと、反射的に体が動きかける。
 夜は夜で、闇の中、懐中電灯の灯りに反射する眼を探し、名前を呼ばずにいられない。

 去年の今頃は○○していたのに…
そんなことばかりが頭に浮かぶ。

 納得のいかない別れ方をすると、
ペットロスが抜けないそうだ。
そうか… 私は未だに受け入れることが出来ずにいるんだ。


 悪いことは解っていたけれど、
あんなに早く逝くなんて思ってもいなかったから。

 数ヶ月くらいは、カード払いでもなんでもいいから、
通院しつつ、覚悟を決める積もりでいた。
とにかく、アナが生きてる間だけ生きていればいいんだ、と。
ある意味、とても明確な目的だ。



 以来、どんなに季節が移っても、
まるで夢の中にいるようで、
毎日、目覚めるたびに絶望する日々…
そうだ、居ないんだったな…


そういう意味では、
先代ジュリアは、一年余の猶予をくれたから、
哀しくても、覚悟は出来ていたんだ。


他人はいう。
「そんなだからいつまでも忘れられないんだ」
「そんなものは捨ててしまえ」
「恋人でも作ればいいのに」 絶対に要らんわ!!
 法律でもなんでもないんだから、やりたいやつだけやればいいだろう。

 そもそも誰が忘れたいと言ったのさ?
私の人生は私のもの、誰も代わることはできない。
哀しい気持ちも私のものだ。それでいい。

けれど、日々、薄れていく。
映像は鮮やかだけれど、
感触や、ずっしりした重さ、そういうものは、実物が居てこその話。


 「私が死んだら、アナと一緒に埋まりたい」
…もし、そんな言葉を遺したとしても、
絶対に叶えて貰えないことだけは確信している。
 ウチの家族は、
何が大切か、自分で判断が付かないのだから。

 
 祖母のときでもそうだった。
当人の気持ちはいつも置き去りで、
細かい世間体ばかり気にしている。
 気の毒といえばそうとも言える。

一番大事なのは、名簿でも焼香の順でもなく、
その人に対する気持ちじゃないのか。
本来「弔い」というものはそこからスタートしたものの筈。
 そんなだから、ウチの血族は、てんでバラバラの勝手、チグハグなんだよ。
さっさと滅んでしまえ! もちろん、私も含めて。


 だから自分でやるしかない。
せめて、私の一部を一緒に埋めてしまおう。
…そう思いつき、ずっと機会を伺っているのに、
一向に一人になれない。

どうか、一人にしてくれ。
さり気に下準備はしているけれど、短日化とともに気持ちが切迫する一方。
このままでは、間に合わなくなってしまう。
 …まあ、それもいいか。 無理に居る必要は無いのだから。

 頭の中でセミの声が響く。
現実なのか、記憶にこびりついているだけなのか。
外では、秋の虫の声がしている。
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