
実は、私は園芸の王道というべきバラは好きではない。
まず、気取った感じがイヤ。
タカビーな態度の割に弱く、
イヤというほど、病気と虫がつく。
特に、葉の縁にびっしりと並んで、尻を突き上げて葉を食べる虫、
「チュウレンジバチ」の幼虫がぞぞ毛がするほどキライ。
トゲがキライ。
(いつも、畑で父の植えたバラで、手足や服を引っ掛けているから)
メンドクサイ割にはバックが少ない。
早い話が、全ての点でキライなタイプなのだ。
逆に言えば、丈夫で野性味の強い、というか、
野生そのもののノイバラとかは好き。
でも、家で作ると、園芸種と同じように病と虫の宝庫になるから作らない。
あくまで、野生で、強く、白く清楚に咲いているイバラが好きなのだ。
人間も同じで、どんなにタカビーで傲慢でも、実力が伴えば好き。
はるか過去には、何種かのバラを育てたこともある。
ある年代の少女にとって、バラの咲く庭というのは永遠の憧れなのだ。
それがド田舎の木造家屋の和風庭で、隣に松の木があったとしてもだ。
鉢植えは…あまり昔過ぎて、どうなったか憶えてない。
多分、実家の庭にでも植えて、最終的には父が掘って捨てたんだろう。
なぜって、父が、新梢が出ると、ことごとく切ってしまうからだ。
盆栽じゃあるまいし、旧枝のみを残すから花が咲かない。
私だけが管理できる状況ではないのでどうにもならん。
その後は、たま~に、気まぐれにミニバラを買っては枯らしてきた。
ミニバラは、小さな鉢で沢山咲いてるように見えて、
よく見ると、発根の少ない小さい枝が何本も挿してあるだけ。
以来、ミニバラはクソだと思っている。
今期だったかな、
ふんわりした色のミニバラを見かけたのは。
淡いピンクで、中心がほんのり緑を帯びていた。
パッと惹かれたのだが、ミニバラはクソだと思ってるので買わなかった。
で、某通販のメルマガで、丈夫とうたってるミニバラを見て、気になっていた。
バラが、というより、ドライ素材に転用できないかと思ったのだ。
そのバラをググっているうちに見たのが、
ミニバラ グリーンアイス 色変わりする花が咲き、丈夫な種らしい。
あ~ これ、今期見かけたやつじゃネ?
買っておけば良かった。
で、いつもの花屋に問い合わせたら、二軒目に入荷していたので、
親戚に頼んでゲトして貰い、(400円の花を買いに隣市まで行けない)
今日、(親戚とともに)それがきた。
花は白からグリーンに変色する
たまにピンクにもなるらしい。
とりあえず安い=気軽にとりかかれる

ミニバラにしてはこんもり茂っていると思った。
しかし、コヤツも例にもれず、

ポットから引き抜いてみると、やはり二本挿し。
まあ、二本だけだから良かった、とも言える。
迷ったが、どうせ植え替えるんだからと、
割と無理やり力ずくで分けた。
最悪でも、どっちかもつだろう。

画像では判り難いが、上側の花がグリーンに色変わりしている。

右端から、クランベリー、なんちゃらジャスミン(香りよし)
当ミニバラ、斑入り羽衣ジャスミン

続き
花オレガノ、ゼラニウム、ハイビスカス(白)
上段は、ニオイバンマツリ、残りはほとんどゼラニウム
成り行きに任せた結果、冬越し困難な花ばかり…orz

クランベリーは、近所のホムセンで見かけて買った。
前から実が気になっていたのだ。
多分、北海道で、「ツルコケモモ」の自生地付近へ行って以来。
つまり、見られなかったからだ。
8/30 まだ実が青い

9/10 少し赤くなってきた

9/24 かなり色づいたが、肝心の味は、
食感はカスカス、味は酸っぱい、と、生で食えるようなシロモノではない。
実を採るのが動機だったが、もう気が失せた。
こんなものに「ベリー」なんて付けてくれるな、という感。

オマケ
熱帯睡蓮のムカゴ
株が充実すると、ほぼ全部の葉からムカゴ苗ができる。
よくもここまでというくらい、貪欲な生命力だ。

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