いつも、一鉢のシクラメンがあった。
当時の定番贈答花として、毎年、親戚から贈られていたらしい。
寒さに弱い種のため、
祖母は、夜寝る前、その鉢をコタツに入れ、大切にしていた。
(掘りごたつで練炭だったため、一晩くらい余熱が残る)
当時の私には、そっくり返った花びらと、
冬にそぐわない、ドピンクや赤などの派手な色彩が、
どうにも好きになれない花だった。
なによりイヤなのは「冬の花なのに、寒さに弱い温室花」というところだ。
「ワイルド種好き~」には、温室花は無しなんだ!
それをカバーしたのが、ガーデンシクラメンという小型種だ。
戸外でも越冬可ということだが、一定以下の気温では花は咲かない。
今は、ピンクが濃くなってしまったが、
今でもよく咲いている。
12/22の花↓


この三年くらい、晩秋に一株だけ買っているが、
暑さに弱いため、一度も夏を越せずにいる。
特に好きな花ではないのだが、冬季には貴重な花だ。
今期は二株、無理やり感だが、一鉢に押し込んだ↓

店に並んでいたガーデンシクラメン

ついでに撮った、小型種のストック これも少ない冬の花だ。

白花好きといえど、真冬に白い花も寒々するので、
たいてい、淡いピンク系の花を買うんだが、
今期は、そっくり返った花びらを見て、羽衣セキセイの背中を思いだし、白花も買った。

背中に大輪の花を背負った羽衣セキセイ↓
淡いブルーと白の子に「小春」と名付けた。

同時に買った白い子は、「小雪」と名づけた。
背中の花が咲かなかったが、
真っ白い羽の一部に、ほんのりとブルーが掛かり、
セキセイとは思えない雰囲気をもっていた。

過去の人もそうだったが、
里親候補の人達は、渡す前は「定期連絡する」宣言するのに、
渡すとそれきりの人ばかり…
いくら忙しくても、月イチで三回くらい、
「元気でいる」のメルもできないんだろうか。
私は、アナが来てから死ぬまで、
自主的に、年一で親バカ報告を欠かさずしたが、そこまでは望まない。
気になるのは生存状態なので、最初の三ヶ月くらいで充分だと思う。
一回の賀状すら来ないと、なんだかな~…と思ってしまう。
嫌いで手放したわけではないから。
鳥だから?… でも、鳥との時間も、
飼い主にとっては、結構濃密なんだよ。
ただの籠の鳥でなくて、コミュの取れる子達だから。
まあね、鳥って、過去記憶保持低いから、
私のことなんてとうに忘れているだろうし、
とにあれ、元気でいてくれればいいんだけどさ…
賑やかさは消えたが、やつ等が居たという証は残っている。
セキセイたちの換羽のとき、
なんとなく捨てられなくて集めていた羽コレクションたち↓
この白い羽で「天使の翼とかが出来ないものかな」…とか、
脳が融けそうにスイーツな考えがよぎったことはナイショだ。
鳥飼いは、一度は思ったことがあるんではなかろうか?
「全部の羽を回収できれば、理論的に同スケールの模型ができるはず」とか。

尾の長い羽は、一羽に二本しかないので、
「お宝毛」と呼び、別の瓶に保管している。
もっとあったのだが、瓶にふたをしていたらカビてしまい、全部捨てた。
二度目の換羽で…と思ってたが、クリーム黄色の子「萌」の尾羽は、一本しか回収できなかった。

瑠璃さんたち、元気で居る?

以下、店で見かけた、普通サイズのシクラメンたち

↑と↓の、ボカシ咲きは自前だが、

この紅白は、単に寄せ植え鉢
奇をてらったというより、普通に正月用かな。


以上、11/22の画 インコも花も、もう「去年」の記憶となってしまった。

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