だからサブ機が無いと不安になる。
少なくとも私は。
制御盤はいきなり逝くし、
自分で基盤を作れる人でも、
他人の作った基盤は解らんのが普通らしい。
私の素人考えでは、
パーツ一個ずつ、順番にテスターかければ、
何処が逝ってるか判りそうな気がするんだが、
許容電流が小さすぎて、普通のテスターを掛けると、
マトモなパーツも焼ききれてしまうのだそうだ。
オタッキーな人が、半年くらい掛けて調べれば判る場合もあるそうだ。
(メーカーは、基盤の仕様を絶対に外部に教えないので)
以上は、以前、うちの工業用ミシンの制御ボックスが逝ったときに聞いた話。
…って、とうにデジカメの話しじゃなくなってるし。
以前、運転中に当て逃げされたことがあり、
ぶちきれて追いかけ、数キロ先の信号で追いつき、
とりあえず、持っていたコンデジで相手の顔と車のナンバーを撮った。
担当の保険屋さん「携帯カメラでですか?」
「いえ、普通のデジカメです。」
「凄いですね、その状況で…」
「いつも持ってて使い慣れてますから」
その後、現場へ行って、目撃者に話しを聞き込み、
目撃者視線からの景色とかも撮って、
写真と説明画像付きの報告書を出した。
詳細な報告書に、担当の上司の人が(揉めたため、担当が上司に…)
「一体、何をされている方なのですか?」
「本職は縫製の既製服加工です。 他は趣味です」
微妙な空気が流れた。
解ってるわい、私は実用的でないスキルが半端にあるんだよ。
これほど単純な当て逃げ事故が、裁判にまでなったのは、
当初の担当の人が、
事故相手が、色んな意味で常識外のアホーだと理解してなかったからだと思っている。
(私は対面していたから知っていたが)
以来、ドライブ時にカメラを持っていないと不安でしょうがない。
人身事故は僅かな情報でも真面目に調べてくれるらしいが、
物損だと、車種に色、ナンバーのメイン四ケタまで判っていても、
(かな文字、地名、など全てが必須)動いてくれないのが普通らしい。
それを当事者から聞いていた私は、とにかく全桁を撮ろうと追ったワケだ。
「デジカメ画像は加工ができるから証拠にはならない」ともいうが、
逃走する車のナンバーを、パニくった頭で憶えるよりは確実に違いない。
デジが証拠にならないってなら、
「写るんです」とか非常用に常備しておくのが一番なんだろうか。
非常時に、パッケージ破って撮れるものか。銀塩は期限があるし。
そういえば、当時はまだ銀塩一眼を持っていた。仮想してみる。
「携帯カメラでですか?」
「いえ、一眼レフです」 …別な意味で終わっている感。
おまいの職業はパパラッチかよ、…みたいな。
ドライブレコーダーを買え? 当時はそんなもの無かったんだよ。
今は? ほとんどヒッキーだし、余裕がないから付けられない。
余裕があったらソッコー着けてるわな。
しかし、駐車中も、前後左右で作動せんと、あまり意味無い気も。
いくら車が古くたって、修理代は変わらないんだから。
…てなわけで、
デジカメは、なるべく二機体勢できたのだが、
サブが壊れたり、メインが壊れたりで、
一年半くらいメイン機だけになってしまっていた。
放置してきた「○フトバンク」のプリケーが、使用できなくなったのが丁度その頃。
仕事でうろうろするようになり、無いと不便になった。
この時点で、公衆電話は既にオーパーツ並み。
まれにめぐり合っても、受話器取ったら故障していたり。
で、AUのショップで、EXILIMのケータイを見た。
あ~ こういうのもアリかも。
なにより、兼ねられるというのがイイ。モノが減らせるから。
その後、寄り道はしたが、結局、auを新規で契約。
これでサブ機ができた!…とか思ったのは、最初の三日くらいだった。

無理がわかってるので、画素とかは最初から問題外、
広角だから使えるだろう…ということで、サブカメラにする積もりで契約。

画面部が回転でき、カメラスタイルになるので、
普通のカメラつき携帯よりはマシだろうと思った。


が、所詮は携帯付属カメラ、まず起動が遅い。
こんなん、当て逃げ逃走車を撮るのには間に合わん!
カメラスタイルにしても、グリップが悪いため、手振れが酷い。
まあ、それは置いといてだ。
どうにもガマンならないのは、いちいち「保存しますか?」聞いてくることだ。
その分、次回のシャッター切るまでロスあって、イライラさせられっぱなし。
そんなん、全部保存しておいて、要らないやつは消せばいいじゃんか!
メンドクさ~~
要らないやつを消すときも、それはそれでメンドクサい。
一覧ではファイル番号でしか表示されないからだ。
メモリーカードも変なところについていて、
見るからに割れそうなペラペラのカバーを、
恐る恐る外し、電池まで外さないと取れないという、
超イライラ仕様。
デジカメに電気を食われるのか、凄く速く電池が切れるし。
…というわけで、数日持ち歩いたのち、普通に電話として使用している。
電源切って、自室のバッグに入れっぱなし、
月に数日しか電源入れず、
千円弱の無料通話分すら、溜まるだけで流れてしまう、
…というのが「普通」かどうかは別として。
いいんだ。元々緊急用の保険みたいなものだと思ってるから。
問題は、その緊急時で、私の行動範囲は圏外ばかりという…
一般的なストラップは、たいてい、長過ぎて使い辛いので、
落下防止に、自分の手首に合わせてストラップを作った。
ストラップはともかく、一番の難所はケータイとの接続部である。
「どんな金具も通さへんで~」 …な穴に、アクセ用のワイヤーを二重に通し、
カシメ金具を二箇所で留め、そこへ既成の二重カンを接続する。
…眼が死んだ。
ストラップ部分は、二号のテグスを二回通してあるし、
とりあえず、一年半が経過した現在も切れていない。

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