Azure Sky

日常の出来事、想いを記します

去年の今頃は…

 今年の夏が行った。
敷地内は、例年のように、季節の花々が、咲いては散り、
次の季節へと移っていく。

その花たちを見るたび、
この世に居ない者の姿を探す自分がいる。
いつも足元に居たはずの、艶々とした黒い毛の…

時期的にはこんな風だろう。
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 還って来る気がして、未だ、部屋の専用布団を整える日々。
郵便配達のバイクや、宅配便のトラックのエンジン音を聞くたび、
アナをブロックしようと、反射的に体が動きかける。
 夜は夜で、闇の中、懐中電灯の灯りに反射する眼を探し、名前を呼ばずにいられない。

 去年の今頃は○○していたのに…
そんなことばかりが頭に浮かぶ。

 納得のいかない別れ方をすると、
ペットロスが抜けないそうだ。
そうか… 私は未だに受け入れることが出来ずにいるんだ。


 悪いことは解っていたけれど、
あんなに早く逝くなんて思ってもいなかったから。

 数ヶ月くらいは、カード払いでもなんでもいいから、
通院しつつ、覚悟を決める積もりでいた。
とにかく、アナが生きてる間だけ生きていればいいんだ、と。
ある意味、とても明確な目的だ。



 以来、どんなに季節が移っても、
まるで夢の中にいるようで、
毎日、目覚めるたびに絶望する日々…
そうだ、居ないんだったな…


そういう意味では、
先代ジュリアは、一年余の猶予をくれたから、
哀しくても、覚悟は出来ていたんだ。


他人はいう。
「そんなだからいつまでも忘れられないんだ」
「そんなものは捨ててしまえ」
「恋人でも作ればいいのに」 絶対に要らんわ!!
 法律でもなんでもないんだから、やりたいやつだけやればいいだろう。

 そもそも誰が忘れたいと言ったのさ?
私の人生は私のもの、誰も代わることはできない。
哀しい気持ちも私のものだ。それでいい。

けれど、日々、薄れていく。
映像は鮮やかだけれど、
感触や、ずっしりした重さ、そういうものは、実物が居てこその話。


 「私が死んだら、アナと一緒に埋まりたい」
…もし、そんな言葉を遺したとしても、
絶対に叶えて貰えないことだけは確信している。
 ウチの家族は、
何が大切か、自分で判断が付かないのだから。

 
 祖母のときでもそうだった。
当人の気持ちはいつも置き去りで、
細かい世間体ばかり気にしている。
 気の毒といえばそうとも言える。

一番大事なのは、名簿でも焼香の順でもなく、
その人に対する気持ちじゃないのか。
本来「弔い」というものはそこからスタートしたものの筈。
 そんなだから、ウチの血族は、てんでバラバラの勝手、チグハグなんだよ。
さっさと滅んでしまえ! もちろん、私も含めて。


 だから自分でやるしかない。
せめて、私の一部を一緒に埋めてしまおう。
…そう思いつき、ずっと機会を伺っているのに、
一向に一人になれない。

どうか、一人にしてくれ。
さり気に下準備はしているけれど、短日化とともに気持ちが切迫する一方。
このままでは、間に合わなくなってしまう。
 …まあ、それもいいか。 無理に居る必要は無いのだから。

 頭の中でセミの声が響く。
現実なのか、記憶にこびりついているだけなのか。
外では、秋の虫の声がしている。
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