どんだけあっても足りない…
車で県道を走っていたら、
対向車線側の歩道を、白黒モコモコのワンコが散歩していた。
通り過ぎる瞬間、後姿の、モコモコ尻と、下げた尾を確認した直後、
反射的に車を停め、Uターンしてワンコの後を追っていた。
(田舎なので、元々少ない後続車も切れていた)
どこの子だろうと、とにかく、シェルティを見たかった。
飼い主と知り合って、ワンコを触らせて貰いたいという下心もある。
残念ながら、そのワンコはシェルではなかった。
ボーダーコリーと柴のミックスだそうだ。
毛はモコモコ、全体的にはボーダー寄りの風貌、
顔は柴にしては、マズルが詰まり、タヌキを思わせた。
ヤンキーに類される種の車が、
行き交った途端、自分に明確なロックオンのち、
Uターンまでして追いかけてきたら、誰だってイヤだろう。
「怪しくて済みません、
最近、似た風貌の子に死なれたばかりで…」と言い訳をすると、
「寂しくなったら見に来てください」
黒っぽいものはなんでもアナに見えて、
常に寂しくて堪らないんだけど…とは言えなかった。
やっぱりコリー展見に行こうかなぁ…
この前6つ切りに伸ばしたアナ画があまりにもよくて、
4つ切りサイズで再プリントに出した私はどこまで飼い馬鹿かと。
出たついでに、知人宅のシェルを覗いてきた。
「殿(との)」
一時より顔色もいいが、週一くらいで抗がん剤を打ちにいかなきゃならないそうだ。
私自身が、アナの死後、激しい餓えに懲りたので、
「絶対に欲しくなるから」と、強引に遺影撮りを押し付けてきた。
まあ、要するに私が撮ったのだが。
殿はコリー並みの体躯、一時は痩せたが、投薬後、
(多分ステロイドの副作用で)食欲が増し、体重も15kほどになったそうだ。

↓殿と飼い主の小母さん。 小母さんは、多分、私よりも背が高い。
ちなみに、全盛期の「殿」は、22kもあったが、
当時も今も、この小母さん↓が抱いて階段を昇降しているらしい。

縮小した加工画、しかも古くてアレだが、私がアナを抱くとこんな感じ↓
死後の画像整理で、一緒の画も撮っておけば良かったと後悔したが、
なんせ、飼い主がカメラマン、周囲には撮れる人無しという環境…

アナ二体目完成
植毛に三日も掛かってしまった。
びっちり植えたのに、まだ胸の毛が少ない…
自己総評 尻尾が大き過ぎ、もう少し額を高くしたほうがアナに近い。
実物のワンコも、生きてるときは毛が立ってふわふわしているけれど、
死ぬとすぐにペッタリしてしまう。
毛穴マジックか。










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