Azure Sky

日常の出来事、想いを記します

習慣と心残り

  いまだ、自室にはアナの寝床があり、
生前のまま、マットに毛布と枕、
そして、過去にお気に入りだった熊も置いてある。

 例えようもなく虚しいけれど、片付けるのはもっと淋しい。
毛布とか布団カバーとか、長年のうちに、結構な量となり…
車用のベルト代わりのリードも、いまだ、あの日のまま。
多分、私が生きてるうちは、あのままだろう。
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 気まぐれで買った安物の熊だが、
子犬の頃はよく振り回して遊んでいた。
 紐類も噛み千切ってしまったが、忘れた頃に引っ張り出して枕にしていたので、
ボロボロになっても捨てられずに居た。
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ちなみに、この熊は、背中が袋になったリュックだ。
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先日、保健所の件で電話したとき、伯父が言った。
「死んだものをいつまでもクヨクヨするな」

大きなお世話だ。
忘れないのが一番の供養だろ。

もう一人の伯父は、少し違うことを言った。
「長かったんだから、時間が掛かっても無理もない」

人間でも動物でも、
死んだ瞬間から、時の流れに置き去りにされる。
そうして、いずれは、忘れ去られていく。
 「生きる」ということは、そういうことの繰り返しなのだ。

 
神話の時代から、死者を連れ戻そうと、
かの国に降りた件が言い伝えられているが、成功した話は無い。

多分、根本的な考え方が間違っているのだ。
一緒に居たいから、自分の住む世界に連れ戻そう
…と、自分の都合に合わせようとするから失敗する。


 そういえば、逆の考え方をした件は成功している。
冥府の王、ハデスを愛したベルセフォネーは、
光の世界を捨て、自ら冥府へ行った。
一緒に居たいから、相手の居る世界に行く」…で。
適応力というか、考え方が柔軟なのかもね。


 なんにせよ、私の気持ちは私のモノだ。
どんな人生でも私の人生なんだし、
今さら進路変更できるほど、余力も時間もないのが現実だ。
 嬉しくはないけれど、そういうものだと納得はしている。


 件の保健所シェルティは、既に譲渡されたもよう。
もう捨てられないといいね。

 それにしても、次から次へと収容されることよ。
怯えて腰を落とし、諦めが浮かんだ表情… 
 犬には、未来という観念が無いから、ひたすら迎えを待ち続けるのだろう。
自分を裏切ったパートナーを。 

 できるものなら、みんな助けたい。


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雨上がりに開いた福寿草の群れ、
雨粒が、溜まった涙のよう。
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クロッカス、先発のクリーム色は花期を過ぎ、
ブルーパールが盛り
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小型だけど、透き通るような花色は、早春にふさわしい。
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