前はいつ乗ったんだったか…
ホムセンで目に入った花を一株買った。
なぜかアナを思い出したから。
ノースポール。

ちなみに、さっきググるまで、
ずっと「ノースボール」と思い込んでいた。
見るたび、なぜ「スノーボール」じゃないんだよ?と、内心で突っ込みいれてた。

こういう花、私、普段買う気にもならないのに、
どうしてこれを見てアナを連想したんだろう?
…と思ったが、さっき判った。
アナが我家へ来た日、裏庭に白いシャスターデージーが咲いていて、
そこで撮った画があったからだ。
毎年、この花がさく度、「ああ、アナが来たのも今頃だったか」と。
ワンコ館より アナが来た日

翌年くらい

そのホムセンが、フジカラープリント仲介をしていたので、
ネガプリントを出そうとしたら、
憶えのあるボックスが見当たらず。
聞くと、去年の夏頃にはやめたそうだ。
店でプリントしない人が増えたってことか。
写真撮ってる私ですら、取り扱いをやめたことを半年も知らずに居たのだから。
今度岐阜市へ行ったときにでも…と思ったが、
地元のカメラ屋へ寄って見た。
「犬が死んだ」…とか話したくないので、
付き合いのない方の店へ。
ホムセンのペットコーナー見るだけでも涙が出るから。
その「付き合いのない方の店」は、
もう、ネガプリントの取り扱いをしていなかった。
はなから、現像は出来ないかもと思っていたが、
プリンター自体をデジのみ対応のものにしてしまったらしい。
外注ならOKと言われたが、
なにせ年数が経過している。
煩いことは言わないが、一応、ある程度は確認して欲しかったのでやめた。
しょうがないから、もう一軒の店へ行った。
こちらは、長女が私と同級生で、
それが、タマタマ、(字面は違うが)同じ名前で、
私は、子供の頃から器用貧乏だったこともあり、
地元の人には覚えがいいらしい。(要するに変人だから)
小母さんも、私のことを「他人とは思えない」などと言っていたほどだ。
そこで犬の画ばかり出せば、
「死んだの?」って言われるの判ってるし…
遡れば、初代のときも、泣き腫らした目でプリントを頼みに行き、
小母さんに「犬死んだ?…」って聞かれた。
(子供のときからの動物好きもバッチリ知られている)
…とまあ、こんな具合で避けた店だが、
ネガも可ということなので、数枚頼んできた。
まあね、暫くは見えるところには置けないだろうけど。
先代のときは、オトナの画を見られるまで一月くらい掛かった。
それまでは、子犬時代の写真で影膳を続けた。
写真が遺影ばかりになっていく。
実は、アナの伸ばしたやつは、当時にプリントして持っている。
…つうか、生前から、ずっと居間に掛けてある。
先代の顔アップの隣に。
さらに、私自身も完璧に忘れていたが、
そのサイズの画が、別に保管してあった。
そういえば、ネガ劣化を恐れてプリントしたような記憶がほんのり…
先代の子犬当時ネガをプリントした時、私が見ても劣化がわかったから。
アナも、先代も、後期のほうが毛が伸びて綺麗だったけれど、
やっぱり、若い頃のほうが表情がいいんだよね。
夕方、また雪が降り始めた。
町内の峠道が積雪で通行止めとなった。
雪は、舞い散る桜の花びらに似ている。


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