Azure Sky

日常の出来事、想いを記します

もしもワンコと遭難したら

 眠れないのでどうでもいいことを書いてみる。

動物好きな私は、動物モノの本を読むのも好きだった。
繰り返し読んだソレは、綺麗ごとのないリアルなものが主。
当然、後味の悪い話も多い。

 それは活字だけに留まらない。
知る人は知る「流れ星銀」だったかな?
熊猟の犬の話。

 最初は普通のマタギの話だったのに、
途中から、犬世界の××連合みたいな微妙な話になり、
登場するのはほとんど犬だけ、犬同士が任侠世界のような会話を始めるし…
 
 この手の話にありがちな、
猟師が一生をかけて狙っている獲物が出てくる。
大きな手負いの熊だ。

 ある日、熊猟に出たじさまと、
相棒の和猟犬「リキ」
じっさまは、足を怪我して動けなくなってしまう。
リキも怪我していた。(と思うがよく憶えてない)

 一人と一頭は、雪の中、身を寄せ合って助けを待つ。
次第に衰弱する二人。
「リキ、腹減ったよなぁ…」
じっさまは、狂気を帯びた目をして斧を振り下ろす。
 驚いてじっさまを見つめるリキ…

 じっさまが斧を振り下ろしたのは、
リキではなく、自分の傷ついた足だった。
骨折部から自分の足を切り落とし、
肉片をリキの口に押し込むじっさま…

「リキ、食え、おまえだけでも生きるんだ!」
リキは驚き、押し込まれた肉を吐き出した。
「熊犬のくせにしっかりせんか、オマエをそんな根性なしに育てた積もりはない」

 …みたいなことを言ったかは定かではない。
とにかく、漫画といえど、猟師と猟犬の繋がりが強烈すぎて、
ここだけ憶えている。

 その後、二人は救出されたが、じっさまは片足を失った。
イヤ、リキだけが見つからなかったんだったか?
その後、記憶喪失のリキが野犬のボスとして登場するが。

…とまあ、別に漫画の話を書きたいわけではなく、
こういう状況になったら…という前置きだ。


 アナが若い頃、よく外へ連れて歩いた。
山裾なので、野獣が出てきても変じゃない。
 山や谷川に近いから、何かの弾みで遭難することもある。

 言っても判らないだろうが、
私は、度々アナに言い聞かせていた。
「アナ、もし遭難して、私が死んだら、
あるいは、私が瀕死だったら、
オマエは私を食って生きのびろ」と。

 現に、ワンコ連れで、山奥の散策道を散歩していて、
私がコケて、右足と右腕を負傷したことがある。
 なんとか車までたどり着き、右腕が動かないのに気づき、
唖然としたが、距離も知れていることもあり、
どうにか自力で帰ることが出来た。

 なんとか動く左手でアナを車に乗せながら思った。
こんな甲斐性なしの犬が、私を食って生き延びるなんて無いだろうな。
もちろん、助けを呼びにいってくれたりもしないんだろうな。

 野生動物が襲ってきたら、私が戦うしかないんだろうな…
んで、さらに、アナは逃げもせず、待っている…と。
 
 実際、ノーリードのシェパードに襲われたときも、
アナは私に抱かれてのへのへしていた。
私はゴジラじゃないんだよ。
 せめて、加勢するという選択は無しかいな。

 アナは、せいぜい、死体の傍で鳴きもせず、一歩も動きもせず、
そのうち干からびて死ぬのだろう。…と。

 人間には、牙も爪も、山野を力強く掛ける能力なんぞないんだよ。
やっぱり、ウチのシェルテイたちは、自身を犬とは思っていなかったのかなぁ。 
 
 子供だったのであまり覚えていないが、
「名犬ラッシー」を見て、犬とはああして人を助けてくれたりする生き物なのだ」
と思ったのは私だけではあるまい。
 ああいうのは、人間の都合のいい夢話なのだ。
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