白銀ツートーンカラー
私の感覚では、7割白なら白でOK
中古で買ったのち、純正Rスポ装着、アルミは適当に中古で。
フロントスポイラーやサイドのヤツは標準装備

RS狙いではなく、単に成り行き。
ターボはケアがメンドクサなので、普通の自然吸気が欲しかったんだが、
タマ数が少なく、綺麗な個体なんて選べなかったのだ。
実車を見て、ボンネットに「もっこり」が無かったのと、
中身のコレ↓に一撃ノックアウトされた。
「アコヤガイを開けたら、真珠が入ってました~!」 な感に似ている
ウチ、海無し県だから、アコヤガイなんて捕ったことは無いが。
(海あり県でも、そんなん滅多に無いだろう)

ドアは、当節流行りの、空力自慢、凸凹無しのサッシタイプ
ビミョーな高さゆえ、よく降りる時にアタマをぶつけたものだ。
大きさのわりに、ドアは薄く、軽く扱えた。
S14のドアは「トレーニングでつか?」ってくらい重過ぎ!
事故ったら? ハンパに生きるより、一気に逝ったほうがいいやん。

↑も↓も、いつも撮ってる桜並木
桜の樹の小ささが、流れた時の長さを物語る

北海道から本州半ばへ渡ってきたこの車は、病気持ちだった。
手元にきてから、書類を見て判明、(車検前だった)
「は~? アンタ苫小牧からきたの?」みたいな。
車検まで間があるのになんで?…
湧きあがる「ワケあり?」との疑惑と、続く不調に、
思いあまって、前オーナーに写真付きの手紙を出した。
偶然にも、前オーナーは写真系の人で、
私のヘタクソな写真でも無視できなかったのだと思う。
同類なら、一眼レフ撮りの画は見れば判るものだし。
もっと近接だけど、雰囲気的にはこんな感じの↓

走りがウリなのに、走れないRS…
やはり、新車時からの症状だったらしい。
一旦、エンジンを止め、始動しなおせば動くので、どうみても制御系だ。
仕事で、CP制御の自動機を担当していたこともあり、
機械系の異常か、電機系の異常かくらいは判る。
「判る」だけだけど。
前オーナーが、日産本社に手紙で直訴してくれたこともあり、
地元本社ディラーの修理を何度か受け、不調は治った。
ATMのCPU異常だったらしい。
このテの電機系異常は、エンジン制御系のCPU異常がほとんどなので、
中々判らなかったようだ。
「こういうメンドクサイ車は、クレームが来ない様、なるだけ遠くへ売りに出す」
のだと、日産関係の知人が言っていた。
前オーナーは、この異常が元で車を替えたワケではなく、
結婚でセダンが必要だったからだそうだ。
私的には、「中で死んでた」…とかじゃなくて良かった。
この車には、レース用の機械式LSDが着いていた。
それを知った車系の知人たちが、面白がって確認した。
両方の駆動輪を上げ、片方を手で動かし、
それがくるくる動けばノーマルデフ、
ヨイショとしなければ動かないなら、LSDが利いている。
純正のヤツは、危ないから7割くらいのロックになっているらしい。
LSDは前オーナーが着けたものだ。
そのせいか、最後まで、私には、完全に乗りこなせない車だった。
「難なら、ノーマルを送るよ」と言われたけど、
せっかく着いているのに勿体ないじゃん。
↑この辺が女の感覚
それに、片輪溝に落とした時、もしかしたら脱出できるかも知れん。
蛙こと、リトラクタブルヘッドランプ
稼働モーターは、左右個々についてる。

構造上、ライトが上がらないと点灯しないため、
稼働モーターが逝くとライトが点かない
どちらか片方のモーターが弱ると、ライトが左右同時に点灯しなくなる
(経験済み)
上下用スイッチは付いてるので、
洗車時は上げ、暫くは出したままで乾かしていた。
モーター逝ったらどうすんよ?という時の為、
上下用スイッチとは別に(モーターとのギアを外して回す)手動上下ができるようになっている
幸い、それを使う必要は無かったけれど、
ライトの異常に気付くのって、暗くなってからやん。
取り説見ないで操作できるようにしておかなゃ意味無いし。
取り説注意事項「寒地では、凍結穂防止の為、ライトを出しっぱなしでヨロ!」
…だってさ。
当然、パッシング動作も非常に遅く、
9割がたはタイミングを外してしまうというビミョーさ
パッシング? 「若気の至り」ってヤツだ
しかし、全く恩恵が無いワケではないのだ。
「格納している時はレンズ表面が汚れない」 それだけ
気付いたのは次代に代わってからで、
あ~ だから、虫の死骸が少なかったんだ、と。

規格サイズのランプだったので、
某有名メーカーの、大きいワット数でポジションランプ付きに替えていた。
田舎の夜はマジで暗いんだよ。

修理後は、極めて元気で過ごしたが、
最期は、タービンが損傷し、
「どんな改造車だよ!」と言われそうな異音を立てた。
続いてインジェクションも逝き、
エンジンを始動すると、排気管から煙を吐くようになった。
普通に始動すると、ぽすん…と止まってしまうので、
始動と同時にアクセルを吹かし、無理やり動かしていた。
このシルピアは、私に「車とはなんたるか?」を叩きこんでくれた存在でもある。
数年後、私は、この車とフェリーに乗り、北海道を周っていた。
これと出会わなければ、私は、近県地域をちょこちょこ乗りのまま、一生を終えたハズ。
長距離の一人旅なんて、一生、思いも付かなかっただろう。
ステッカー類は嫌いだけど、Rバンパーに北海道のステッカーが貼ってある。
完全におのぼりさん ww
でも、北海道行きの船内や、北海道リピの車は、わりと普通

しかし、「札幌」なんてのを貼ってるところを見ると、
北海道周遊初期の頃かも知れない。
後には、周った中で、一番遠いところのを貼るようになったし。

↓こっちも、リヤになんか貼ってある(さすがに忘れた)
拡大してみたが詳細不明、でも、北海道系だろうな

他にもアブナイ個所があり、修理するには数十万単位の資金が要る。
それに車検も…
悩んだ挙句、ズルズルと先延ばしにし、
結局、乗り換えることになった。
来月で車検が切れるという頃だった。
そうして、成り行きで、三日で成約してしまった次代。
他人に言わせれば「在庫とはいえ、そんなギリギリでよく新車が買えたね~」
毎日、担当者から「はよ持ちに来いよ~」の電話が掛かる中、
ギリギリまで延ばし、代替してなお、迷い続けた。
今でも、忘れた頃に夢に出てくる。
S12後期カタログ
前オーナーが送ってくれたもの

スキャンがメンドクサなのでデジ撮りで…
判り難いけれど、控えめなリヤスポがオプション
素材はウレタン系、色は白黒のみだったと記憶
Rスポはそこそこの重さがある為、
同時にトランクリッドのバネも替えないと、
トランクリッドが開かないというオマケがついてくる


カタログより 大雑把なデータ
公称燃費はウソ 北海道ならなんとかってところ
街中 8~9くらい 田舎10くらい

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