Azure Sky

日常の出来事、想いを記します

窓外の怪

 草木も眠る丑三つ時、窓の外に何かが居る気配がする。
イヤ、そんなはずは無い。
ここは二階なのだ。
 
 では、窓をひっかく音は幻聴か?
覗いてみようか…

もう一人の自分が言う。
「絶対に見てはいけない! 見たらオマエは…」
 私は誘惑に負け、カーテンを開けた。
そこには、ぼんやりと白いものが…
 う ぎゃっ!



 このところ、いつにもまして疲れが酷く、わんこの散歩にも行ってない。
「橋の通行止めで出られない」なんていうのは、どちらかと言えばいいわけに近い。
だるくて動けないというのが本音だ。

 寝ても寝ても眠く、放っておけば、何日でも眠ったままになりそうだ。
なのに、この数日、夜になると、窓の外が気になり、眠れない。
もう、ほとんどノイローゼ状態。

 なぜって、チビ白が、私をターゲットにして訴えかけるからだ。
「おうちへ入れてよ~!!」
 急に寒くなったからなぁ…

 
 チビ白は、母べったりだ。
どこへ行くにもついてまわり、母が居ないと泣いて探し回るほどになついている。
が、キレやすい母の態度はコロコロと変わる。

そもそも、死にかけていたチビ白を助けたのは私なのだが、
「妖怪ネコ洗い」認定されて以来、私を見ると逃げだしていく。

 なのに、こういうときだけ、私に訴えかけるのだ。
母は、夕方にはチビ白を追い出し、早く寝てしまう。
部屋の雨戸も夕方には閉じてしまうから、ネコは、外から覗けない。
 父は、たいがいの動物に嫌われるので論外。


 で、チビは、宵っぱりの私のところへ直訴に来るわけだ。
二階に居る時には窓から、風呂へ行けばその外からと、家に入れて貰おうと必死である。
 しかし、家に入れると母の布団へ行くので、母に追い出されてしまうわけだ。
ネコは、しょっちゅう吐くから。

 「夕方には外に出される」と理解したチビは、夕方になると、出される前に家の中に隠れるようになった。
ネコは、動かずにいるときは気配すら無い。
 (だからアナに踏まれるのだが)

 チビは、最初のうちは、母の部屋辺りに隠れていたりしたが、そのうち、階段の上に潜むようになった。
私が自室へ行く時、チビが居るのに気付くのだが、気の毒だし、居たって構わないんでスルー。
 チビは、「アイツは妖怪ネコ洗いだが、見て見ぬふりしてくれる」と理解したらしい。
 
 しかし、チビは詰めが甘いのだ。
そのままそこに居れば出されないのに、階下へ降りていく。

 白ネコは劣性遺伝なのだそうだ。
自然界において、白い体は目立つので、敵に見つかる率が高い。
狩りをする時にも、悪目立ちしてししまい、成功率が下がる。
 だから、生存率が悪い=劣性遺伝

…というのは表向きで、私の立てた仮説は「白ネコは頭が悪いから生きる甲斐性が無い」
ウチの関連の白ネコは、皆、抜けてるというか、どこかおかしい。
生きる主軸である「奪ってでも食べる」という点が弱いのだ。
 子供を産んでも放置するから、子供は育たない。


 一生賢明隠れていても、階下へ降りて見つかり、外へ放り出されるチビ。
無い頭で知恵を絞ってるのかと思うと不憫だ。
 そして、秋がきた。

 一昨日、窓の外で猫の気配がした。
暫く放置してから開けると、玄関先の雨避けトタン屋根の先にチビが居て、こちらを見る目が光っていた。
 
 そして翌日の昨夜半、シーズン一の寒い夜となった。
自室の窓の外でネコの声がし、窓をひっかく音がする。
ああ、またチビが居るのか。
 階下へ降りれば、チビの声が付いてくる。

 カンベンしてくれよ~ 
私自身が居候みたいなモンで、この家での権限は無いんだ~


 そして、深夜、私は窓を開けてしまった。
ベッドの下の狭いスペースに入りこむチビ白。
ベッド下へハーフケットを押し込み、チビに言い聞かせる。
「いいか? ここから出ると、外に出されるからな?」

 そして、3時半を過ぎたころ、チビが出てきて、部屋の入口を見て、にゃあにゃあと鳴き出した。
「下へ降りる積もりか? おとなしく寝てくれよ~」
 窓を開けてみると、チビは窓から出ていき、屋根から降りた。
自分から出て行きたがるのは変だし、トイレか?
 暫く待って見ると、チビは再び窓から入ってきて、ベッドの下へ入って行った。

しかし、犬飼いからして見ると、「2階の窓から出入りする」って、完全に常識を超えている。
ネコ、恐ろしス

それにしても、「上は犬、下は猫」って、
なんか、ヘタな謎々みたいじゃないか。
ネコが下で寝ていると思うと、なんだか落ち付かないなぁ…

 そうして、朝、私がトイレに起きたさい、ベッドの下を覗くと、まだチビが寝ていた。
ついでなので、引っ張り出して階下へ連れていった。
母と寝るときは、朝の5時から起きてるそうだが…

 どうせ、今夜もそうする積もりだろう。
だるくて動きたくなかったが、部屋を掃除して、ベッド下の物を移動し、ハーフケットを敷いた。
 夕方、自室に入ると、ミケちびがちょこんと居た。
いつの間に… 
コイツまでそんなことをするようになったのか。


 すっかりネコ屋敷だ。
…いいけどさ、お前ら、居るんなら、ネズミくらい捕ってくれんか?
 
 数日前、深夜、PC付けていると、自室の端から何かが出てきて、テレビ台の下へ走って行った。
何もないので、とりあえず、「×マキラージェット」を吹いておいた。
ゴキにしては大きい気がしたから、多分ネズミだと思う。
 
 ムカついたので、階下からコルチカムの球根を持ってきて置いておいたが、
ネズミが齧った形跡はない。
翌日、父がブツブツ言っていたそうだ。「球根が1個無い」と。
 今も、階下で物音がしているんだが…
(多分、栗を盗っていこうとしている)


 そして、風呂から出てくると居間にチビが居た。
夕方出されていたような気がしたが、どこに隠れていたんだろう?
 もしかして、私が知らなかっただけで、ずっと部屋に居たんだろうか。
(アナは、猫が居ても、ネズミが居ても、それが自分の寝る場所じゃなきゃスルー)

 しょうがないので、座布団ごと自室へ連れて行くと、自分でベッドの下へ入っていった。
(母のキレる声を聞くのはイヤだし)
当分これかよ…
中型犬のアナに蹴られながら寝るのに比べれば、実害は無いとも言えるが。
 
 ああ、自分専用のベッドが欲しい。

転がっても知らんがな
07june01051.jpg

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