今日は、久々に、雨音が響いている。
夏場なら、音がやんだら雨が上った徴だが、真冬の静寂は雪を意味する。
リベンジ プリン編
夕方、冷凍のうどんを煮ていたら、(←またうどんに戻っている)急に、プリンを作りたくなった。
この前のプリンに納得がいかなくて、心に引っかかっていたのだ。
で、今日は、卵を一個減らしてみた。
牛乳600cc
生クリーム80ccくらい(前回の残りを冷凍保存していたもの)
卵黄4個 全卵1個
糖分少々(いつもの、北海道産 砂糖大根成分の砂糖)
オーブン温度130度で45分焼いた
う~ん…
柔らかくはなったけれど、フワトロにはほど遠い。
あの後、「黄金配率プリン」というものも食べたが、材料をみる限り、ゼラチン類で固める系だった。
やっぱり、焼きでは無理なんだろうか?
くやしいなぁ…
リベンジ カバー編
先日、天気が良かったので、思いついて、車内のマットやカバー類を洗った。
この夏に、作ったばかりのゴスロリ蝶柄のヤツだ。↓
この時期の日照時間は、イヤになるほど短いので、よほど薄手で無い限り、洗濯物は、生乾きのまま取り込んで、自室で干す。
タダでさえ狭いのに、全くもって邪魔臭い限りだ。
で、夜、乾いたクッションカバーを見ると、縁が縮れている。
ああ、やっぱりヤられたか…
クッションカバー類には、こういう、↓縁取り飾りの「パイピングテープ」が縫いこまれていることが多い。

「パイピングテープ」とは、その名のとおり、二つ折りにしてパイプ状にした生地の間に、ひも状の芯を挟みこみ、膨らませたものだ。
既成のテープも売っているが、一般に売られているものは、色が限られているうえ割高だ。
要は、バイヤステープに芯になるものをくるめばいいので、手間は掛かるが、自作した方が、色など合わせやすいワケだ。
縦糸に横糸を組んで織るタイプの生地は、横方向には少し伸びるが、縦方向にはほとんど伸びることは無い。
ニットやストレッチ系を除き、普通の織物で、一番伸びやすいのは、45度の角度である。
この方向に裁つことを「バイヤス裁ち」という。
剥ぎを入れないフレアスカートなどは、バイヤスで裁つと、中心から放射状に綺麗なフレアが入るのだが、四角い生地を丸く裁つということは、生地が沢山要るということだ。
菓子類の生地でも、四角いものを、丸い型で切り抜くと、無駄に余るだろう?
(こっちは、練り直すという手があるが)

パイピングテープは、それを縫い付ける本体に沿う必要があるので、バイヤス裁ちにした生地を使う。
芯が入っている分、表地が縫い込まれやすく、作った後、洗濯などで縮んだら、本体表地に引き攣れが入る。
経験上、パイピングテープ生地は、水洗いしたのだが、中の芯は、昔、同業者から貰った物を使った。
芯に使ったものは、化繊っぽい光沢だったので、縮まないだろうと思ったのだが、もしかしたら、レーヨンだったのかもしれない。
レーヨンは、光沢性があるので、生地の刺繍に使われていることが多いのだが、熱や水洗いで縮んでしまうという弱点がある。
ソレが悪かったのか、製作過程で伸びたバイヤスが戻ったのか、表地が引き攣れてしまったのだ。
何センチも縮んだわけじゃないので、被せることは出来るが、皺が入っているので、見た目が汚い。
これを直すには、縫い目を全部解いてしまわなければならないのだが、周囲は、仮止めを含め、3回も縫ってあるし、ファスナーも取らなければならない。
(自分の服を含め、手縫いのしつけ縫いなど、一切しない)
それが、3枚もあると思うと、考えるだけでげっそりだ。
縫うのは、慣れているから早いが、それを解くのは数倍も時間が掛かる。
生地があるなら、最初から作り直すほうが早い。
どうしようか…
このまま、見ないフリという選択もある。
気合いが入ったモノだけに、気付いてから悶々としていたのだが、どうにも気掛かりなので、仕事を放り出して、直すことにした。
この際、テープの芯だけ抜き取れないか?と、やっては見たが、やはり無理だ。
諦めて、全部解き、残っていた生地を使い、新たにテープを作る。
パイピングなんて、所詮、飾りだ。
幅が一様になれば、別に、芯を入れなくてもいいんじゃないか?
(だが、芯が無いと、落差が無いので、幅が決まり難い)
事後に、テープが伸縮んだりするのもイヤなので、ハーフバイヤス裁ちの平芯地テープを、アイロン接着することを思いついた。
これなら安定するだろう。 …多分。
そうして、全部を作り直したのだが、今度は、「接着した芯地が縮まないか?」と心配だ。
何年やっていても、「これでいい」というモノは出来ないなぁ…
(そう思ったら、それ以上進歩することは無いのだが)
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