数日の陽気が、花の寿命を短くした。
木はスカスカ、一陣の風に、たくさんの花びらが舞う。

吹き溜まりに積もった花びらが、色を保つのは明日頃までだろうか。




最近、我家へきた知人が、小雪を見て、抱きたいというので手渡したら、
「どっちが頭よ?」と、ボケかマジか判断に迷うことを言っていた。
実は、常々私もそう思っている。
もこもこの毛玉は、上から見ると、両端とも似た形をしているからだ。
特に、風で煽られたときや、下を向いてるとき。
尻のピンクが目立つので、知らない人はそっちへ目が行くのは普通だ。


ここは本命ではないので数分で移動。
向かう先は、いつもの、マイ桜並木、そろそろ花吹雪が見えるんじゃないか、と。
車の中、小雪は、こうしてガン見を続ける。
犬とはいえ、続く視線に少々疲れる。

アナもそうだったが、なぜ、見慣れた飼い主だけを見ているんだ。
せっかくのお出かけなのに、なぜ、他の犬のように、窓から外を見ない?



いつもなら独り占めのお気に入り場所だが、
あいにくの土曜、晴れ間は今日だけ予報に、人が居ないわけもなく…

予想外に、桜も花をしっかりつけていて、
散る気配もないので、そそくさと退散。
次の晴れにはもう散り果てだろうな…

せっかくきたので、小雪を撮った。
犬を撮るには黙ったままではできない。
一人で大騒ぎして気を引く変な人と化すること数分、
奥の人目が痛いような気がするのは気のせいか。
構図だけはデジャヴ、シェルティっぽいと見えないこともない…かも。

顔がタヌキ系なことを除けば。

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