二月末、ストレスが溜まっていたので、
一日だけの晴天予定だった28日、隣市の花屋に出かけた。
途中の国道沿い、山の斜面に黄色いショボショボした花らしきものを確認。
多分、マンサクだ。
遠過ぎて撮れないが、もう春なのだ。
ラナンキュラス満タン
欲しかったが、あまりにダメダメなので諦めた。
実は、前回追加で買ったものが、もう死に掛けていたり…
最初の一輪しか咲かないなら、いっそ切花でも買ったほうがいいような。





チューリップは、いかにも春の花という感

あえて言うけど、芋で買えば安いのに…
かくいう私は、淡い紫のヒヤシンスを探しに来たのだが。
芋のラベルの画は、たいてい、かなり違うのが、この手の紫系。

アネモネとか

ヒヤシンスとか
花もいっぱいだが、珍しく土曜に出たので、人もかなり居た

ゼラニウム、色変化する系らしい
ウチのゼラも、気に入っている色だけは、挿し穂でなんとか冬を越した。
ある程度の大きさの株で、室内なら冬でも咲き続けているし、
すぐに枯れてしまうラナンやシクラメンよりコスパはいいね。

ポピー、後で、と思ってたのに買い忘れた…
ついでに、ネモフィラも買い損ねていた。
通販で無いか探していたら、「
ネモフィラの丘」というのがヒットした。
北海道かと思うような一面の青い花…
青花好き~には天国のような場所だ。見に行きたいけど遠い…(泣…)

パンジー系は色が豊富でどれも綺麗



綺麗なコバルトバイオレットのビオラ?を買った
この色はセキセイインコを思い出させる。
「瑠璃さん、瑠璃色…」なんて喋っていたインコ…
セキセイは花のように色鮮やかなので、見るたび、つい買いそうになってしまう。
我ながら、カテゴリ越えて目移りしすぎだろ、と。

ミニバラとか、

香る沈丁花とか、春は花が色々あって目移りしまくり
ここで売り場を移り、迷っていたバラがあったので、予定外の出費となってしまった

二軒目の花屋に移動
仕入れの加減か、花台がガラガラだった。
規模は半分も無いけど、私はこっちの花屋のほうが好き。管理がいいから。
一軒目と被る花はスルーで。

真冬にオキザリスを見るたび、つい買いそうになるが、
雑草より始末に負えないピンクのカタバミを思い出し、絶対に手を出さない

ウチのは花芽すら確認できない小型クレマチスがもう開花してた

前回買い損ねたジャスミンを手に。
夏場に巨大になってしまうため、冬越しが困難なので、
もう、小株を買って使い捨てにすることにした。

鮮やかな紅いゼラニウム
花屋は何度行ってもいいわ。
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昨日の夜、雨音が響いていた。
真冬、そんな翌朝は、雨音が消え、かわりに雪が積もっているものだが、
今日は霜柱すら無かった。
天気はイマイチだが、風も無く、穏やかな初春ぽい日、
道端に花らしいものがポツポツ。
オオイヌフグリとヒメオドリコソウ

オオイヌフグリは、たいてい、二月前から、探せば、どこかの陽だまりに咲いているのだが、
この冬は、雪続きで遅れたようだ。


タンポポも、厳寒期にも、葉を地面に貼り付けるようにしながらも、
どこかに、一輪くらいは咲いているのだが、
今期は全く見なかった。
とはいえ、真冬に咲くのは西洋種だが。

ナズナ
なんとか咲いてはいるが、見るからに寒そうだ

福寿草にハチが来ていた
まだ啓蟄じゃないが、暖かい日は、彼らも外へ出たいのだろう
枯れ野に目立つ輝く黄色い花…
田舎でも、真冬は全くというほど、虫などを見ない。
何もうごめくものが居ない、一面、「死」の世界だ。
この時期に見る蜂や蝶は、しみじみと、春の訪れを実感させられる。





近所のホムセンに、色とりどりのラナンキュラスが並んでいた

また欲しくなったが、前回買ったものが、すでに一株萎れてきている。
他の色も、二番花は、当初ついていた花の半分も無く、別物にしか見えないし。
かなり気をつけているんだが、なんでいつも…?

昨日、自室に入ると羽音がした。
窓のところ蜜蜂らしきものがうろうろしている。
さっき開けたさい、入ってきたらしい。
窓辺に出した鉢植え花に、何匹か蜂が来ていた。
たいしたものだ。こんなところの花を見つけてやってくるとは。
初ミツバチか…
裏の畑では蚊のような虫が数匹群れていた。
そんな虫にも春の息吹を感じる。
昼間はそれなりに暖かくなった。
畑の霜柱もかなり控えめになった。
しかし、晴天でも、雪雲は流れてくるし、
ときおり、雪が舞ったり、時雨が駆け抜ける。
この地方は、桜が咲く頃でも雪が舞うことがある。
満開の福寿草、だが、まだハチは来ていないようだ。

妙に暖かいと思えば、翌日は、やっぱり雪だった。


今日も、野生みなぎるケモノは満面の笑顔で駆けてくる



そして残る足跡
こんな日は、野生の獣の足跡もない



畑もすっぽり雪で覆われ、残る野菜は凍みて腐っていく
雪中保存には、雪の量がハンパなのだ。



ポケの花芽 これだけ寒暖差があっては、身支度も整わまい

木蓮の花芽が膨らんできている

今日、隣市に住む叔父が来て、
母が鹿の話を振ったら、「そういえば…」と、同類の話が出た。
叔父の住む地は、母の実家でもある。
南部の市には近い地理なのだが、
そこは鉄道から取り残されたため、ある意味、わが町よりド僻地である。
最近、叔父宅の隣の敷地内に、
ヤギ程度の小さなカモシカがウロウロしていたのだそうだ。
逃げようとしないので、一応、役場に連絡したらしい。
そして訪れた役人に聞いたそうだ。
「コレ、俺等が食ってもええかい?」おい! おい! なんでいつも食う方向にしかいかんのや!
役所人「アカン! 天然記念物やから捕るわけにはいかん!」
叔父たちは仕方なく、棒でカモシカを山のほうへ追いやったそうだ。
その数日後、近所の道路際で、それらしき個体が死んでいたらしい。
多分、病気で弱っていたんだろう、との推測。
そりゃそうだ。
キケンを承知で人家近くに下りてきた野獣が、
人を見て逃げることもしない時点で相当衰弱していたんだろう。
それにしても、
食うって…
「飼う」ならわからないくもない。←これはこれでフツーの感覚ではない
まあ、そのへんは、根本的な趣味の差だ。
野獣って、美味しくないから家畜が作られたんだし、
色々寄生虫とか持ってるやん?
いくらド田舎でも、数キロ以内にスーパーがあり、
フツーの食料は手に入る。
そのスーパーができる前は、隣の市まで買い物に行っていたらしいし、
わざわざ野獣を食べなくてもいいだろう。
何年か前も、この叔父は、
早朝の散歩中に、近くの道路で轢かれた直後の鹿を見つけた。
その鹿は雄で、立派な角を持っていたらしい。
「これはいいものを見つけた!よし、皆で食おう!」と、
トラックと仲間を呼びに戻り、
現場へ戻ると、既に角を誰かに持ち去られた跡だった。
それでも本体はあるので、
仲間でトラックに積み込んで持ち帰り、
さばいて焼いて食った、…と。
その話を聞いて暫く、
近所の犬友にネタとして話した。
ナンでも、その犬友の同僚が、隣市から来る途中、
鹿と衝突し、車は半壊の憂き目に遭ったが、
シフトの都合で遅れるわけにもいかず、車もなんとか動いたので職場に行った。
日にちとかの符合で、どうやら、ソレが例の鹿だったらしいと判った。
衝突→叔父が発見、自宅へ戻る→その僅かな間に誰かが角を取って去る→叔父現場へ…
田舎の原住民の思考、恐るべし!
昨日の寒さはウソ?
晴天の今日、外の苗水槽を見ると、中は30度…
まがい物でもガラス張りの威力、侮れない。
こんな日は、車の中でも暑いもんね。
これはマズイと、蓋を取ったけど、温度はさほど変わらず、芽はしんなり…
一時的に水槽から出したが、なんなの、この気温差は。
やばい、暑さに弱い種なのに、枯れたかも知れん。
おかげで、コートも着ずに散歩に出られた。
昨日の鹿檻は空になっていた。
近所の人が、「いつの間にか持っていったようだ」と。
(空の檻画を昨日のページに載せてみた)

途中の谷沿いとか、山裾には、この前の雪がしっかり残っている。
暖かくても、冬は冬なのだ。

トートツだが、ポメグッズを買った。
アメリカだったかで、可愛い犬認定されたポがモデルらしい。


でも、主目的は私じゃなく、ポを亡くした犬友への贈り物。
その辺の事情はダークすぎるので、追記部分に吐き出しておく。
私なりに、他人事とは思えないくらいショックだからさ…
そんなワケで、ここ暫く、かなり真剣にポぐるみを探していたんだが、
どこも在庫なし、入荷予定なしで、
在れば、ふざけんな!てくらいにプレミアついてたり…
その日、タマタマ入荷直後のものにヒットしたようだった。
送料変わらんしと、ついでに私のも買っておいた。
いずれ、死ぬほど欲しくなるときが来るかも知れない…だろうか。
まあ、ウチだってポは居るんだけどさ、
牛柄の色からして、たいていのひとは「なんて犬種?」という。
だから、むしろパピヨンの縫いぐるみのほうが似ていると思う。
どちらにしろ、ポとかシェルティの縫いぐるみは、
毛の表現とかマズルとか、肝心の要部分が、物凄く残念な縫いぐるみが多い。
まさに「とってつけた」感。
しょうがないのは判ってる。
自然なグラデのロンゲでダブルコート、足の飾り毛、そんなの特注生地でもないと表現できんわ。
白黒ボダらしい大き目縫いぐるみをオクで見て、
顔を見て思わず「ありえない!」と、口に出るくらいにガックリしたことがある。
いっそ「後から見る専用」として買うか?とも思ったが、
あまりに残念な顔なのでやめた。
羊毛で作るのはねぇ、どう頑張っても、実物に近い…いや、半分でもいいんだが、
大きめサイズは無理。
長年体に染み付いた「大きさの存在感」というのが無いから淋しいのだ。
写真は、どんなに大きく伸ばしても、何枚並べても、所詮二次元。存在感は無い。
とりあえず、同じくらいの大きさの縫いぐるみでも、いつもの位置にあれば安心する、みたいな。
今の小雪が来た日まで、どうしても、アナの寝ていた布団をどかすことができなかった。
そのくらいシェルティが好き、とも言える。
まあ、その話はどんだけ書いても終わりなんてないから、ポメくるみの話で。
って、ここまでがウンチク長すぎだろ。
ダラダラ書くときは、どうにもならない気分だから、でもある。
で、犬友のポが白系だったので、
どうしてもこのバージョンが欲しかったのだ。
色というのは、形より先に感覚に訴えるものだから。
犬友に渡すと、話ながら、しっかりフードを被せていた。
自覚は無いのだろうが、やはり白っぽいのがいいんだろう。

私的には、ロンゲの犬には服は要らない派だが、
これはこれでアリだと思う。
とにかく、見た中では、表情が「ポらしく」見えたわけだ。
無理してロンゲにせず、柴犬カットで表現したからこそできた造形かも。


しかし、問題がないわけでもない。
犬の縫いぐるみとしては、少々小さすぎることだ。
つまり「手乗りサイズ」
抱いたときの感覚が無いのが残念だが、
私に作る能力がないんだからしょうがない、ということで。
【“ポメグッズ ポメぐるみ”の続きを読む】
ときおり射す日が、福寿草の花びらに反射している。

クリスマスローズ
長く咲いていたが、そろそろ終わりかな
習慣で、夜にはカバーをかけることを続けている。


この前のバラ咲きプリムラ
ウチにしては珍しく生きているが、
紫の方が、色が薄くなってきてて、ほとんど薄ピンク…
とりあえず、蕾は次々出ている。

コレって、調べると、水はけの良い土が良い、とか載ってるので、
植え替えるさい、パーライトとか多めに入れたんだが、
肝心の育成ポットの土は、ほとんど粘土に近いような、みるからに水はけが悪そうな土だった。
売るさいの管理には、土こぼれしにくく、水もちがいいようにしてあるのかも知れんが、
枯れるのはこのせいじゃないか?
ということにして、水に突っ込んで、落とせるだけ土を落として植え替えた。
それが効して枯れずにいるんじゃなかろうか、と、都合の良い解釈をしている。
売る側としては、長持ちしないほうが次が売れやすいしさ。

こちらは、水槽での温室もどきで育成中の、ラグラスの苗。
1/22頃に種を蒔き、加温もどきで発芽させた。

はじめは浅い水槽に入れていたが、見る間に伸び、天を突きそうになったので、
深め(一般的な30センチ水槽)のに入れ替え、自室から階下に下ろし、
日が出たら戸外に出し、夕には室内に…という、
今期中に意地でも穂を採ってやる!な管理をしている。
大きめの穂のものが欲しかったので、高性種を買ったのだが、
草丈表記が結構まちまちで、中には80センチとか書いてるサイトもあり、
これからどうすんべ…とか思いつつ、成り行きに任せている。

こちらの大きな芽は、ルリ玉アザミ。
管理の都合上、最初、7センチポットに二粒ずつ蒔いたら、
全部発芽した。
しかたなく、根が絡まないうちにと、分けて、10センチポットに植え替えた。
そうして、置き場が無くなったコレは、小型水槽に入れ、以下、上と同文。

以下、書きなぐりの駄文につき、キブンを害しても知らんよ、と警告。
人間、唐突にありえないものを見ると、それが事実か確信できないものらしい。
いつもの散歩コースを少しだけそれ、
道一本変えたら、山沿いの斜面に仕掛けられた檻に何かが入っていた。
ぎゃーっ!(←あくまで、声に出さない悲鳴)
く く く…熊? いや、本州にはヒグマは居ないハズだ。←変に冷静
オオカミ~? 違う~ 日本では絶滅したはずやんけ! ←焦ってる割に変なところで冷静
そう見えた。そもそも、その檻が小さく、背も低いからだ。
大型犬用のケージをちょっと長くした感?
↓翌日、空になった檻を撮影 やっぱ、小さいな~
比較物は檻の手前の梅の木くらいしかないが…

しっかり見たら、小さな鹿が二頭入っていた。
その二頭が重なっていたので、大きな動物に見えたらしい。
それにしても、あの低い檻に鹿二頭… なぜ二頭同時に…
一頭は尻というか、背中というか、その辺に怪我をしているようだ。
多分、閉じ込められているうちに暴れてついたんだろう。
ど、ど、ど、どうしよう? どこへ連絡すれば…
私の心情だけなら、今すぐ逃がしたい。
怪我も診てやりたい。
しかし、檻は害獣対策のものだ。
この田舎で、そんなことをしたら…
だいたい、そんなことをしそうな人間なんて私くらいのものだ。すぐバレる。
とりあえず、近所の家へ走ったが留守だったので、
もう少し離れた犬友の家へ走った。
自分が見たものが見間違いじゃないかと、
とりあえず誰かに見て欲しかったワケだ。
知人は、仕事に行く時間が迫っていたらしいが、
しょうがない…という感で見に行ってくれた。
ついでに役所に連絡してくれたらしいが、「担当に連絡しておきます」で終わり。
あの怪我、この天気… どんなに怯えてることだろう。
判ってはいるのだ、頭では。
ウチの畑も鹿や猿に荒らされているし、列車はしょっちゅう鹿を撥ねて止まる…
乗用車と事故れば、車は大破、廃車に近い事故になる。
自分がそんな事故に遭えば、やはり鹿に対して怒るだろう。
人間なんて、そんなものだ。 自身に拘われば逆のことを言い始める。
まあ、野獣の件は、人間が彼らの食料や住みかを奪ってしまったからだが、
その流れは簡単に戻らない。
二十年くらいして、この過疎地が限界集落となり、人より獣のほうが多くなっても、
山の植生は簡単には変わらないから、獣は、より餓えるだけだろう。
どうせ殺されるなら、長く苦しませたくはない。
私がその立場でも同じことを思う。
どうか一撃でやってくれ、と。 動物は「自殺」という概念が無いから哀れだ。
暫くうろうろしていたが、役所人らしい人は来なかった。
日曜だしね… なんたって、お役所だし。
長々書いたわりに、画一枚もないのは、
時期柄、撮るものもなにもないので、カメラを持っていなかったからだ。
取りに戻るには、現場はコースの真ん中であり、
未だ治りきらない風邪が悪化するのがイヤだったから。
文に統制がないのは、少しばかり、ムカつくことがあったストレスと、
明日は我が身…の、気になっている件で情緒不安定だから、ということにしておこう。
私がこの地に戻ってから、ずいぶんと人が減った。
「死は死を死なしむ」…か。見知っていた人との記憶も、何年かすれば薄れていく。
私自身が、その属に入れるのは、いつのことだろう。
先日から、うっすらと雪が積もっていた
咲いたばかりの福寿草も半分埋もれていた。

そして夜、雪は勢いを増した。
明日が思いやられる…

丁度列車が通ったので二階の窓から撮ってみた

翌朝、やっぱり雪景色だった。
鳥の羽を思わせるような大きい雪が絶え間なく落ちてくる。

それにしては、ところどころ地面が出ているのは、
風邪悪化にて、ようやく起き出たのが昼近くだったからだ。
すでに父がケモノ道の雪掻きを済ませていた。
昨夜は、咳が酷くて寝れず、寝付いてからは死んだように寝ていた。
数えると、もう半月は風邪引いてるわ… なんつー非効率な体よ…
犬飼いには「一日中寝ている」という選択はない。
かくして、自分で歩ける限りは、最低限、敷地内をうろつく。
それにしても「この冬一番の寒気」って、この冬、もう何回目だろ。

特急がなんとか動いてるところを見ると、たいしたことはないということか。


雪ネタは、何度重ねても同じだし。

小さなケモノが通ったあとには、

妙な足あとがついている

足跡間の線は、雪の深さに足が上がりきらないということだろうか

同じ土地なんだから当たり前なんだが、
時々、まったく同じシーンに出会い、遠い記憶が一瞬で蘇り、ハッとする。
ああ、そうだった、違うんだ…と。

でも、先代たちは、こんなに野生じゃなかったが。

コヤツ、何をしているかというと、雪に体をこすり付けているのだ。
腹側をべったりつけたり、横になったりと、コイツ、冷たいって感覚ないんじゃねーの?

幸い、霙に近いような雪質だったので、雪玉がこびりつくことはなかった。
しかし、今日の散歩はサボった。寒い~
冷えると思ったら雪だった。
前回ほどは積もってないし、霙に近い

しかし、視界が真っ白になる程度には降っている。

そんな日でも、うちの小型犬は気にしない。

体の大きさからすると、身動きすら困難な積雪のはずなんだが、
コヤツは野生の動物では?と思うことは年がら年中…
冬は特に野生の獣が人家近くに現れる。
最近はニンジンを引っこ抜いていっている。(推定、猿)
コヤツは、その痕跡を追跡する動作までするのだ。猟犬かよ!と。
しかし、近所のデカい猫の威嚇には太刀打ちできないらしく、よく援護要請にくる。

先代たちは、いわゆる「ワーキングドッグ」に属する、バリバリ?の牧羊犬種だったが、
このくらい積雪すると、足を踏み出すことすらためらうお嬢様たちだった。
こんな日には、目覚めてすぐ、ワンコの通る道の雪を搔き、トイレの場所を作るのが日課だった。

「尾の巻きが強い犬種は野生味が強い」というのをどこかで読んだが、
あながち間違いではないと思う。
野犬でも生きていけるんじゃないか?と思うことしばしば。
このモコモコな毛は、寒さというものを感じないようだし。
まあ、体が小さいというハンディは実戦ではどうしようもないが。








↓の板を渡るさい、先代のアナはかなりためらっていたのだが、
コヤツは全く気にしない
しかし、先代たちのように、列車を追うことはしない。
その辺は、やはり、牧羊犬の血だったのかも…とか思ったりする。

この活発さと、ある種の無神経さで、中型犬サイズだったら、
とても扱えないだろうな…と思ったりする。

午後過ぎ、僅かに陽も出、雪は収まりはしたが、暫く凍結は続くだろう。
昨日、病院へ行っておいてよかった。
実は一昨日も行った。一向に咳が止まらないからだ。
翌日、なぜか、さらに悪化、のどか気管から出血もしているようなので、
これ以上酷くなってもマズい、と、強い咳止めと、注射を打って貰って来た。
私は、野生では一日も生きていられそうに無い。
思考は、極めて原始的本能が強いんだけどなぁ…
2/6、最初に開花した群れは、目一杯、花を開いている


こちらの群れはあと少しというところ

正午を過ぎているのに、日陰は全く融けていない
霜柱というより、地面そのものが凍り付いている
右側が日陰、左側が日向、こうして、日陰はずっと凍ったまま翌日に持ち越す

凍っていようが、飼い主が風邪ひいてようが、
小型犬は全く気にしない生き物だ。


途中、水の飛沫が、奇妙な氷のオブジェを作っていた



2/7

別の群れが開花を始めた


冷え込みは続いている
畑の水桶に、某所で見かけたような氷の柱ができていた



もちろん、この氷も、日中も、ごく一部を除き、溶けることはない。
目に見えて日が長くなった。
午後五時半くらいまで薄明るい。
二月は光の春、気温の春は三月末頃だろうか。
日々、地面は霜柱でバリバリ、
水の溜まったところには、日中でも氷が張ったまま。
まだまだ冬が強い。
そんな日々でも、早くも目覚めた花もある。
古いタイプの福寿草が数輪。
いつもながら、初の露地花は、誰彼構わず触れ回りたくなるくらいに心が躍る。
やはり、春は明度の高い黄色い花が目立つね。

撮る暇ができたときには、すでに日が外れてしまっていたのが残念。


その前から咲いている花もあるが、
春の花というには微妙。
なにせ、年末から咲き始めているから。
クリスマスローズの原種系、ニゲル
去年買って、花後に露地植えした。
どうせ夏を越せないだろうと思ったが、気付いたら蕾が出ていた。
毎日のように雪が降るし、雪掻きで蕾が取れても難と、
その辺に転がっていた、熱帯魚飼育に使っていたプラケースを被せて雪をしのいだ。

寒いので、花もちがいい。
せっかく咲いたんだからと、寒そうな日にはプラケースを被せ、
朝に外したりしているので、綺麗なまま咲いている。

展覧会とか開かれるクリスマスローズは、
その名のわりには、しっかり春が来てからしか咲かない、オリエンタリスという種類だ。
我家のソレは、一昨年の猛暑でほとんど絶えてしまったが、水仙と同じくらいに咲いていた。

このさい、見栄えは無視で。

そういえば、こんなのも咲いている。
ビオラの鉢に、無理やり植えたスノードロップの花。
自室用にと、吊り鉢に植えたんだが、置く場所がなく、そのまま外に放置。
あまりに小さいので、これだけ植えてもねえ…
球根も小さいので、掘り出してその辺で乾燥させていると、
くず球根認定した父に捨てられてしまったりする難儀な花だ。
そのせいで、何度も買ってる割に、ちっとも増えない。

1/31の画をついでに。
散歩中に、大きなあられがバチバチと音を立てて降ってきた。
こんな日ばかり…

小雪の背中に乗ってる白いのが霰

藪の中、鳥が数羽居た。
もしかして初ウグイスか?とガン見してみたが、ヒワっぽかった。
この藪で、ウグイスの声が響くのは、三月中頃だろうか。

そして夕昏、ほんのり焼ける空、

しかし、空中は吹雪… 早く雪の心配が要らない季節が来て欲しい。
風邪引いてるうちに二月になっていたよ…
2/2日、凄く寒いけど、とりあえず雪は降りそうに無い、と判断、
隣市まで出かけた。
道路は、一面、凍結防止剤が張り付いている。
そういえば、暫く、車を洗っていない。
凍結防止剤を蒔いた道を通ったら、すぐ洗わないと錆びてしまう。
寒いから、洗ったあと、ドアが開かなくなったり、サイドブレーキが外れないとか、
寒地は色々と面倒クサい。
途中、トンネルを抜けると、そこは春の光に満ちていた。
凍結防止剤も無い辺り、たかだか30kそこそこで気候が違うもんだ。
それからさらに20kほど南の隣市に、
いつもいく(二ヶ月ぶりだが)花屋がある。
屋外のスペースに入った途端、無数の春色が視界を覆う。
この市も寒いけど、ここは、春そのものの空間だ。
プリムラ ジュリアンの虹

もう、全色コンプしたいキブンになる。
しかし、我家はプリムラが無事に育ったことはない。

こちらは、ここ数年人気の薔薇咲きプリムラ

名前のセンスが凄い

ラナンキュラス 珍しく淡い色の花が揃っていた

コレも我家ではイマイチの花だ。 球根なんて絶対発芽しないし。
でも、ここ数年、ハマってるので、三本買った。
ちなみに、近所のホムセンで買ったものが、もう1色あるが、すでに元気がない。


こちらは温室内のラナン
鉢なので、外のものより少し高い


…全色欲しい

クリスマスローズ
地味系なのにマニアが多く、展覧会なども多い花
我家では…以下、上記と同文



ベゴニア 今の時期は温室でないと無理。少なくとも我家では。

プリムラ マラコイデス 以下、同文
可愛いんだけど、ウドンコ病とか、腐りやすいし、手が出せない花

苺がプリプリ


あー、そういう図々しい人もいるのか、と。

春色にハイになり、置き場もないのに買ってしまった
左側に見切れてるのはミモザアカシアの苗。
ウチのミモザが巨大になってしまい、そのクセ、寒さに当たって蕾が枯れてしまうので、
そろそろ撤去しようと思い、後釜として購入。
注 ミモザは移植不可
一昨年も釜苗を買い、夏にぐんぐん育ち、つぼみも着いたのに、
その冬に枯れてしまったことは忘れることにした。

ラナンは超パステルカラー
繊細な花びらと色に、クラクラしそうだ。

店内の切り花屋に、珍しく、品種つきの薔薇があったので買ってしまった。
私は切花は買わない主義なんだが、
冬の枯れ景色ばかり見ていると、やたらと、こんな色の花が可愛く見えてしまう。

薔薇咲きプリムラ
一昨年も買って即死したのに、この色の誘惑には勝てず。
やたらとミルフィーユが食べたいキモチなのは、サブリミナル効果というヤツと思われる


ブルーベリーは、咲き始めが白で、やがて色が着いていく


ラナン
これって、プロはどういう管理をしてるんだろう
土も調合して、肥料も切らさず管理しても、
買ったときのような花が咲いたことはない。




植え替え後

軒下組 ルリタマアザミの苗とミモザ

その他は初冬からの冬越し組
南国系の一種は、やはりお亡くなりになっていた
連日マイナス気温だかんね…

どこかで焦げたぬこが、その上で日向ぼっこ中