普段、どんなにすましていても、夢は…
自分で言うが、私は、現実主義で冷静沈着な性格だ。
悪く言えば、何事にも冷めてる。
恋人どころか、自分の命にも超ドライな性分である。
ベタベタした付き合いが嫌いなので、彼氏と腕を組んで歩いたこともない。
自称、硬派なのだ。(そうか?)
三つ子の魂百までという。
私は、幼い頃から「子供っぽくない変な子供」と言われてきた。
さらに幼い頃は、喋らない為「この子は喋れないんじゃないか?」
とも思われてたらしいが、
大人になってからは「機関銃の如き口」と言われるようになった。
後者については、余計なお世話だ。
なんにせよ、
年季の入った変人は、色んな意味でハンパじゃないってことだ。
昨夜、物凄く気恥かしい(私的には)夢を見てしまった。
なんと、憧れの○○とデートの夢である!
世は春だよね~
って、…全然そうじゃないんだ。
その相手は人間じゃなく、ナイト3000
そう、KITT搭載のマスタング シェルビー コブラ
車だよ、そのまんま 車!!
こんなんだったら、人型ロボットの、
「もこロボ」相手恋愛の方がずっと健全じゃなネ?
(ドラマ 絶対彼氏の人型ロボット 速水もこみち演 )
「ロボットと人間は一緒に生きていけないから」
…なんて、とって付けたような理由で、もこロボは自殺を選択、
リイコは、ホイホイと人間の彼氏んところへ戻る。
というラストが、あり得ない続編だった。
そうだ、アレを見たからに違いない!!(と思いたい)
夢の中のKITTは、本国設定のKITTで、いつもの如き慇懃無礼なセリフを返す。
悪いことに(?)私は、見目が良くて優秀で超クールなキャラが大好きだ。
どこまで図々しいんだ!と思われるだろうが、
「遺伝子を残す性」としての動物的本能だと思う。
何かで困ってる時、何の根拠もない、
ただ耳障りのいいだけの言葉を平気で吐き捨てる人が居、
それを喜ぶ人も確かに居るけれど、私は要らない。
状況が切羽詰まっているほど、
「コイツ、いい年こいて、世間ってモノを知らんのか?
それともバカにしてるのか?」としか思えないからだ。
ならば、淡々と、
『あなたの能力から推測して、…の可能性は0.079%です』とか、
(数字の半端さ加減が、より真実味を醸し出している↑)
身も蓋もないような事実を突き付けられる方が気分的にも楽だ。
当の私が一番解ってることだから。
腐なドリームは、リアルに進む。
『デートと言っても、私はどうすればいいのでしょう?
…どこかへ出かけますか?』
(見目はNR3000、口調は旧吹き替えという都合良さ)
「一緒に居るのが夢みたい(夢だけどさ)
ここにこうして居るだけでいいから…」
んで、車相手に、
「綺麗だね」とか、陳腐なセリフを言ってるわけ。
揚句、フロントフェンダー辺りをぎゅーっ…
ざーっ… ←思い出して血の気が引いている
はああ… 普通に変態じゃねーか ←凹んでいる
自分でも普通じゃないとは思っちゃいるがなんでやねん!
普通、オタとか言われる人でも、(「でも」なんて言っては難だが)
恋愛(というか萌え)の対象は、基本「同種族の異性」だよね。
車を異性の人型に想像しての萌え、とかさ。
その一瞬は幸せだったけれど、自分の本心がビミョー過ぎて怖い。
…イヤ、どうせ夢ならさ、一度くらい乗せて貰えば良かったよ。
以前、貼ってあったツベの走行テスト動画を見て、カッコいいと思ってしまった。
コブラ 欲しいよ コブラ!!
足は軟い感じだけど、いともたやすくスライドする辺りが、
後輪駆動車の良き古さを持っててイイ。
現実主義だから、高嶺の花は、初めから恋愛(?)対象に入れない。
一万歩譲って、もし資金があったとしても、
駐車場とか、道路が狭いとか、日本では(私には)無理があるよね。
同じ無機質でも、せめて国産に惚れれば良かった。
スポンサーサイト