私が入ったのは「悪魔の花嫁」のページからだ。
その昔、美人な悪魔に萌えたことを思い出す。
世代的に漫画が多くて、つい全部読んでしまったが、実によく女心を説明している。
男と女の脳が違うから、萌え部分も全く違うのだ。
美人や中性的な人萌えな私だが、なぜか「ベルバラ」や「ヅカ」は興味がない。
なんつーか、ケバ過ぎるんだよね。
女の身からすると、「男というヤツは~~!!」みたいなことが多い。
多分、男からしてもそうなんだろう。
私の経験からして一番不可解なのは、
「別れた女が、ずっと自分を好き」と思いこんでる男が多いことである。
世に離婚は多いが、復縁を迫って元パートナー宅を襲撃するのは断然男が多い。
つか、目立つ。
なぜ、自身に、そんな絶対的な価値観を持てるのかギモンだ。
そもそも、「別れた」という事実からして、
好きじゃないから、あるいは、好きではあるが、
なんらかのワケで未来がいい方向に向くとは思えない、とか、
そういう「何か」があるから別れたハズ。
嫌われた相手に迫っても無理だって!
女は現実的なのだ。少なくとも私はね。
愛では腹は膨れない。
どんなに好きな相手でも、
口紅一本も買えないようなド貧乏生活するくらいなら、
そこそこ無難な相手と結婚する。
「別れても好きな人」なんてのは、所詮、歌の中の設定だろう。
女は、特別に愛してなくても、付き合いで食事に行くし、
基本的に協調性もある。
よほど嫌いな相手じゃない限り、…イヤ、そこまで嫌いならそもそも、
でも、仕事やなんかの付き合いのある相手なら、無下にも出来んしな…
まあ、アレだ。
その場の雰囲気を悪くしないように、
…っつーか、無言で居たら、自身が居たたまれないから、
そこそこ愛想よく相手をするモンだ。
でも、愛してるワケじゃない。
少しでも憶えのある男は、コレでも読んで、女心を理解すれば、
モテるようになる…かも知れない。
以下 少女漫画に学ぶ[ヲトメ心とレンアイ学]より、一部を転載
『悪魔の花嫁』編より
70年代、性的描写がタブーだとされてきた時代の少女漫画でも、
なんだかんだいって主人公に欲情する男キャラは多かった。
しかし、デイモスは違う。
悪魔のくせに非常に理性的である。
ウロウロチョロチョロ、美奈子の周りに半裸でくっついてるくせに、
突き上げるものはないようである。
なのになぜ、この漫画は少女たちに熱烈な支持を受けているのか。
いや、もちろん恋愛とかけ離れたところでのストーリーのおもしろさはある。
初期少女漫画特有の荒唐無稽さ、ミステリ仕立ての構成、
貧乏人と金持ち、ブスと美人の比較など、暗いテーマ。
しかしそれだけではなく、デイモスが抱える苦悩が非常にヲトメ的なツボを突くのである。
美奈子にくっついてるうちに、
すっかり美奈子が好きになってしまったデイモスは、
美奈子を殺してヴィーナスにその身体を与えることにためらい始めてしまう。
しかし、かわいそうなヴィーナスは、
自分のためにまさに"腐女子"となって苦しんでいるのだ。
早く美奈子を連れて行かなくては……
でも、でも、美奈子ちゃん、いい子だし……と悩むデイモス。
これが少女の自尊心を刺激する。
誰かが、自分のために悩んでいる……私って、そんなにすごい人なのねと。
女はとにかく、
「人の男を奪ったりして、私って悪い女」
「気のない人から好かれて、困っちゃってるのよねえ」
と言って、いい子ぶってほくそ笑みたい動物なのである。
ヴィーナスと美奈子に挟まれて、うんうん悩むデイモスは、
少女たちにとっては非常に(都合の)いい男なわけだ。

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