数日前にも、ビニール巻きワイヤーで持ち手をつけたのだが、仕上がりが汚いうえ、私の力で捻ったワイヤーでは、重量に耐えられるか危ぶまれた。
なんせ、水槽は小さくても、水というモノは、1Lで1Kの重量があるのだから馬鹿にならない。
穴開け?
ガラスならともかく、ンなモン、簡単だ。
その辺に転がっている壊れたカンザシの柄を、ガスで熱して、ジュっ!とやれば、スルっと穴が開く。
あえて自慢するが、私は、小学生の頃から、この手の素人細工が得意だ。
(だから、伴侶にするなら、同じように、器用な男がいい)
で、ホムセンでステンレスワイヤーを買い、再改造を試みた。
細い線を束ね拠って作られたワイヤーは、1ミリ径、それを専用の金具で留める。
この辺は、ワイヤー使用のビーズアクセと同要領だ。
ただ、金具に厚みがあるので、気になって、店員さんに聞いてみた。
「私の力で絞められるようなものか?」と。
答えは「叩いて絞める」
ふ~ん?
アルミなのに、そんなモンか?
ワイヤーは、必要量をカット売りなのだが、男の店員さんが、ワイヤー径に不似合いなゴツイ道具で切ったことが気になってはいた。
小屋からペンチを持ってきて、ワイヤーを切ろうとしたら、全く切れないのだ。
うそ…? こんな細いのに…?
なるほど! この細さで、あの耐荷重量はダテじゃない。
これでは、あんなもので切るしかないワケだ。
って、感心している場合じゃない!
万能鋏でも、アートフラワー用鋏でも(刃先で生地、鋏奥でワイヤーカット可の構造)文字通り刃が立たない。
うあああ… 何か無いか? 何か…
あっ、昔、北海道で買った、ゴツイ蟹切り鋏はどうだ?
カチカチの砂肝ジャーキーでも、ブッつり切れるし、以前は、自分の指も一緒に切ったことがある代物だ。
かくして、蟹用鋏がペンチに勝った。
(あのとき、指、切り落とさなくて良かった!としみじみ思った)
そして、めでたく、ワイヤーはカットできたのだが、アルミ製の金具が、意外に潰れないときている。
アルミ製だからと、舐めて掛かっていた。
ビーズの「かしめ金具」なんぞ、ビーズの如くペラペラなので、ビーズ用の小さなペンチで、簡単に潰れるのだが…
なるほど、店員さんが、「叩いて潰す」と説明したわけだ。
しょうがないので、カナヅチでガンガン叩いて、なんとか絞めた。
平の部分なら、力任せに出来るが、こんなところじゃ、思うように力が入らない。
最悪、水槽を叩いても、ガラスじゃないので割れることは無いが。
それにしても、アルミ、意外に丈夫いな。
…イヤ、考えてみれば、軽くて、そこそこの強度があるから、車のホイールに使われるんだよな。
完全に舐めてたよ。
で、仕上がり
かしめ部分アップ
持ちやすくはなったんだけど、ワイヤーが細いから、手に食い込んで痛い。
持ち手といえど、中々、奥が深いわ。
今日のベタ
最近、「ショーベタ」のオクを知り「うおお~! 綺麗!」と、覗いているが、このまま進行すると、悪い虫が出そうだ。
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