学名 Actias artemis
チョウ目 ヤママユガ科に分類されるガの一種。
「月夜に舞う様が美しい」そうだが、
田舎の夜は「鼻をつままれても判らない」ほど暗い。
「灯火に惹かれて飛んでくる」らしいが、
ド田舎過ぎて、街燈そのものが少ない。
また、田舎の夜は、「午後9時を過ぎたら深夜感覚」でもあり、
意外にお目に掛からない。
昨夜だったか、その前だったか、
深夜、窓の外で、パサパサと羽ばたき音が続いていた。
この季節に、羽音のするような大型の蛾が居るのか?
そう思いつつ、もし茶毒蛾だったらイヤなので放置していた。
そして、今夜も羽音がする。
流石に気になり、窓の外を見ると、大きな蛾がくっついている。
あ、大水青だ!
って、毎夜、何しに来てるんじゃ~
うぎゃ、入ってきた。
しかも、明らかに私を狙っている。
なんで? フェロモンに近いようなモノがあるのか?
窓から入ってきたソレは、タンスにくっつくと、
飛び回りもせずじっとしている。
ま、いいか… 今夜は寒いし。
明日、天気が回復したら出ていって貰おう。
後ろ羽の尾が長いから雄
「蛾はキモチ悪い」…なんて言う人が居るが、
蛾と蝶の境なんて、インコとオウムの区別みたいなモンだ。
(関係ないが、薄紫のセキセイインコ欲しい~!)
絹は何からできてるか知ってるよねぇ?
蛾はキモチ悪くても、
蚕の体内で造られたヤツを着てるのってキモチ悪くない?
ヤママユガ科のなかには、繭を採って織物にする種も居るそうだ。
毒蛾?
蝶だって、南国のアゲハに有毒種が居るじゃん。
それに擬態したアゲハも居るし。
ちなみに、こいつ等、成虫は口が退化していて、何も飲み食い出来ないのだそうだ。
何日生きられるのか知らないが、結構大変な人生だ。